光(物語り)

心の

闇夜が続く

こんな日は

 

 

闇の中で

しばらくおやすみ。

 

 

短かい眠りから覚めて

起き上がる。

 

 

赤い靴紐を

キュッと結んで

 

 

光を探しに

歩を進める

 

 

澄んだ空気。

静寂の森。

 

 

見つけられずに

トホトホと

ひとり帰路に着く

夕間暮れ。

 

 

ゆっくりと

息を吐き出し

 

 

そして

吸い上げる。

 

 

目を閉じると

瞼が

すうっと

吸い寄せられ

 

 

意識が

ふうーっと

内側に入り込む。

 

 

幾重にも重なる

暗闇を

かき分けて

かき分けて

 

 

その奥に一筋の光。

 

 

いつだって

ここにいるよと

放たれた光。

 

 

問いかけに

光は光でもって

応えてくれる。

 

 

還る場所は

ここにあった。

 

 

自分の内側深く

光は

いつも瞬いている。

 

 

おかえり!

ここがあなたのおうちだよ。