放つ

この世はなんて不公平なんだと感じることが多々あったが
「自分が放ったモノは自分の元へ還ってくる」
このことにおいては平等にできていると思い、外に放つモノには配慮してきた
ところが放ったモノとは外に向けて表現したことだけではなく
自分の中にうごめく想いが多分に含まれていたのだ
外へ向ける表立った言動に配慮していた分、内側には暗黒が渦巻いていた
「押さえ込んで外に出さなければセーフ!」ではなかったのだ
ただ、感じたことは事実として存在するのでそこは偽れない
自分が感じた想いを後世に引きずることなく
自分自身でその感覚をその都度汲み取っていくしかない
嫌な感覚に反応しファイティングポーズを取るのではなく
その感覚を認めることで
その感覚と交流することができるようになる
今、自分に向かって放たれて来たモノはいつかの自分が放ったもの
ただそれだけのこと
そこに執着せずに「おかえり!還って来たんだね!」と迎え入れてあげる
ちょっとヘビーな(かなりヘビーな)時もあるけれど
我が子が自分の元へ帰還したと捉えて抱きしめよう